ここでは、小地域の人口流出入トレンドの変化傾向を把握するために、30代住民の社会増減(転出・転入)を地域の中学校区別に集計したものを10年前(2000-2005年)と現在(2010-2015年)の二つの期間で比較して示しています。画面中央の仕切り線を左右に移動させることで、二つの期間を交互に比較して確認することが出来ます。
都市圏外での人口流入地区が減少していることや、都市圏内においても流入地区(人気の街)の傾向は変化していることが、概観できます。
一方で、「オールドタウン」問題や「限界マンション」説が指摘するとおり、短期間における急激な住宅開発が、その後の中長期的な地域の持続性に逆作用を及ぼす可能性も懸念されます。中長期的なマネジメント視点が求められるものと思われます。
年齢帯別人口資料は「e-stat地図で見る統計:各年度国勢調査小地域集計」を用いています。空間集計単位は、国土交通省「国土数値情報:中学校区、平成28年版および25年版」、「学校施設データ」等から推定して作成しました。
注意:学校区が毎年変更される地域や町内会等の調整に任されている地域があります。また今回の集計では、国勢調査の町丁字を空間分割の最小単位としたため、それより詳細な校区設定を反映していません。さらにWEB上では元データの境界を単純化して示しています。こうしたことから、ここで示した学校区が実態と合致していないエリアが存在する可能性があることをご容赦願います。また個別の現行通学区域の詳細につきましては必ず地域の自治体・教育委員会までお問い合わせ頂ますようお願いします。
また表示名称や集計データの誤りについてお気づきの点がございましたら、お知らせ頂けますと幸いです。